耐震機能に優れた、お墓の地盤改良工法
粒状体の区画拘束原理に基づき、「土のう」を現代の地盤対策施工技術として活用出来るように開発された画期的な工法(D・Box-K)です。
- 墓地の地盤補強効果(沼地など超軟弱地盤にも有効)
- 墓地への地震動の低減効果があります。
- 液状化防止に効果があります。
- 凍上防止に効果があります。
なぜ軟弱地盤にD・BOX-Kが適しているか
粘性地盤の主な特徴
土中の間隙(かんげき)が大きく含水比が高い。土粒子も大変小さくせん断抵抗力の低い土粒子で、一般的に圧力を受けると土粒子間にある水がゆっくりと排出され、土中の間隙が小さくなり、時間経過と共に不等沈下(圧密沈下)が発生します。
D・BOX-Kを敷設した場合も同様に直下の地盤に圧力がかかり、土中の水圧(間隙水圧)が不規則に上昇しますが、D・BOX-Kは大きな強度を発生すると同時に、高い透水性をもっているため、上昇した間隙水圧を吸収し、地盤強度の低下を防ぎます。
D・BOX-Kの吸水効果により、D・BOX-KだけではなくD・BOX-Kを敷設した周辺地盤の強度を上げる効果があります。
D・BOX-Kの下部面には、内部拘束具(ガイドゲージ)により半円状の形状が形成されます。
軟弱地盤にD・BOX-Kを設置すると、半円状の部分に軟弱な土粒子が入り込んできます。中に入り込んだ土粒子は周りを区画されているため容易に動く事が出来ません。このため、D・BOX-Kの下層面部には、沈下を抑制するせん断抵抗面が形成され、軟弱な地盤でも支持力を出すことが出来ます。
D・BOX-Kの施工手順
1、掘削作業:掘れば水が染み出る超軟弱地盤でも大丈夫です
2、D・Box-Kに砕石を入れてフタをし、転圧作業を行います。
3、一段・二段と重ねてゆきます。セメント他一切の固化材を使用しない環境にも優しい工法です。
4、四段まで重ね、地盤改良が完成します。